第110回 清酒経営セミナー(オンラインセミナー)

第110回 清酒経営セミナー(オンラインセミナー)

今回は,「今求められている日本酒 ~市場への新しいアプローチ~」「日本酒の市場醸成と地域創生」をテーマとした8 講演です。
開催会期中お好きな時間に何度でも受講いただけるオンライン開催となっておりますので、 社内研修 や在宅勤務にも是非お役立てください!

当初は対面およびLIVE配信による開催を予定しておりましたが、諸般の事情により、オンデマンド方式による開催へと変更となりました。

セミナー名第110回 清酒経営セミナー(オンライン開催)
主催公益財団法人日本醸造協会
開催期間令和7 年7月1日(火)10時から9月30日(火)15時まで
質問可能期間令和7年7月1日(火)から8月15日(金)まで (特設サイトから行います)
回答公開期間令和7年9月16日(火)から9月30日(火)まで (特設サイトに公開します)

プログラム

 
演題
講師(敬称略)
今求められている日本酒 ~市場への新しいアプローチ~


四川料理に合う日本酒「と」の開発と販売
中国の方にもっと日本酒のファンになっていただくことを目標にして,若い世代を中心に人気が広がる火鍋や四川料理にペアリングした日本酒「と」を,現地のインポーターや多くの協力を得て開発。開発の経緯や中国で販売を開始して見えてきた課題や問題点についても紹介。

株式会社今田酒造本店
今田美穂


市場開拓は「輸出拡大」だけではない。
容器の課題解決から見えてきた「未開拓・新市場」と「開拓アプローチ」

日本酒の総重量の40% を占める「瓶」の課題により,どれだけの販売機会を失っているかご存知だろうか。購入者のニーズとミスマッチしたラベルによって,潜在顧客を逃していることに気づいているだろうか。世界50 カ国以上への「小口空輸配送」の実績と,全国の日本酒をアルミ缶に詰め替えた小さな日本酒缶「KURA ONE®」のブランドマーケティング活動から見えてきた,「酒質のこだわり」「高級化」「希少性」以外の未開拓・新市場の開拓アプローチについて。
KURA ONE®
アイディーテンジャパン株式会社
澤田且成


【WSET の取り組みを体験!】SAKE の未来地図-WSET と描く日本酒教育のこれから
日本酒の消費量が減っている,この危機を脱するためにはどうするか。
地域創生と日本酒の長期的な市場醸成にむけての新たな取り組み・ストーリーを,内外に発信する人材の育成について。ロンドンにある酒類教育機関WSET の取り組みを,参加者にも体験していただきながら,世界へと羽ばたく日本酒の可能性について考える。
WSET 日本酒 上級研究員・酒サムライ
菊谷なつき

今求められている日本酒 ~市場への新しいアプローチ~


酒類の有機表示の変更点
令和7 年10 月より有機酒類の表示が国税庁の告示に基づく表示からJAS 法に基づく表示に完全移行する。「有機」に関心を示す流通や消費者が増えるなか,何が変わるのか,認証を受けるにはどうすれば良いのか,詳しく解説する。
国税庁酒税課
小野寺健


千年の古都 千年の美酒~紹興酒の新しい取り組み
紹興酒は,中国で長い歴史を持つ醸造酒であるが,中国国内では蒸留酒(白酒)などの他の酒類との厳しい競争にさらされており,海外への進出が急務であるなど,日本酒と同様の課題を抱えている。中国の酒類産業の現状・紹興酒の魅力・古越龍山の海外戦略,そして日本の有機農業や地酒のことを学んで造られた新しい紹興酒「夏之酒」について。
古越龍山・東京事務所長
夏良根
日本酒の市場醸成と地域創生



オーダーメイドの酒造りでまちおこし
酒造りの文化を守りながら鹿沼市のシンボルとなるような地酒を造ることや,中山間地域に雇用を創出することを目指している小林醸造。注文者に応じた小ロットでの「オーダーメード酒」製造を行い,注目を集めている。中山間地域の過疎地にある旧上粕尾小学校の校舎を活用し,酒造りをする。東武鉄道や県立鹿沼南高とのコラボにより,それぞれ水や酒米など原料にこだわった日本酒を生み出している。さらに,酒造り体験を提供する酒蔵ツーリズムも展開し,地元観光の活性化にも取り組んでいる。地域に根差した酒造りについて。
小林醸造株式会社
小林一三


ソーラーシェアリングで造る日本酒「推譲」
小田原かなごてファームと井上酒造が持続可能な社会実現のためにとの思いを込め,ソーラーシェアリングを活用して造ったお酒。全国に約42.5 万ha あるといわれる耕作放棄地を活用したソーラーシェアリング型発電所で,太陽光発電を行うと同時にそのソーラーパネルの下でお米を栽培する。水田で発電した電力は,みんな電力のサービスを介して酒蔵で使用。日本酒の製造工程において,CO2 の排出を抑えている。米の栽培から販売に至るまでを地元で完結させていることもこだわりのひとつ。次世代にのために挑むサステナブルな酒造りについて。
井上酒造株式会社
井上 寛
合同会社小田原かなごてファーム
小山田大和


西堀酒造の酒蔵経営
西堀酒造は,地域に根ざした酒造りを通じて,次世代へとつなげる取り組みに力を入れている。推進するプロジェクト「SAKE RE100」では,地元産の米と再生可能エネルギーで日本酒を醸す。2022 年には,栃木県初のウイスキー蒸溜所を立ち上げ,日本酒蔵のルーツを活かし,清酒酵母による発酵にこだわったウイスキー・スピリッツの製造を開始。冬場は風土を活かした醸造酒である日本酒,夏場は蒸留酒の製造をすることで,通年雇用が可能になり,長く働人たちのノウハウは次世代へと受け継がれる。過去・現代・未来を見据える酒造りとは。

西堀酒造株式会社
西堀哲也

※講演内容・講師は都合により変更になることがございますので予めご了承ください。
※受講いただく際はイヤホンのご利用を推奨しております。

お申し込みの要領

受講料(税込)35,200円(税込)
* 上記は1名分の受講料です。1社から複数参加の場合に限り、2人目から2割引となります。
申し込み方法本ページ下部の「セミナー申込はこちら」よりお申込ください。お申込受付後、セミナーを受講いただく特設サイトURL、ログイン用IDとパスワードをメールにてお知らせいたします。
お支払方法締日請求となります。追って、請求書を郵送いたします。

※ オンラインセミナー特設サイトへは会期中のみログインが可能です。
※ 講演テキスト(PDF)は本セミナー特設サイトからダウンロードのうえご利用願います。
※ ID・パスワードの利用はお申込者ご本人様に限らせていただきます。

公益財団法人 日本醸造協会