2月21日、東京北区の”北とぴあ”で洋酒技術研究会例会が開催され、最近テレビでも話題のテーマ「ワインに含まれる健康機能性成分~レスベラトロール(RSV)を中心として~」と題して山梨大、佐藤充克先生の講演がありました。興味深いことにRSVは日本で北海道帝国大学、高岡道夫氏によって1939年に発見されています。講演は1990年代にフレンチ・パラドックスとして赤ワインの名を高めましたが、最近になって、アンチエイジング作用、抗酸化活性、抗癌活性、脳神経保護効果、寿命延長効果(この話題が最近、テレビで紹介されました)等多くの効果が報告されているとの内容でした。ワイン中のRSV含量が、それらの効果に有効な場合と、含有量からは効果の少ない場合があるとのことでした。詳細は省略しますが、興味深い講演でした。