諏訪酒造株式会社東田雅彦

東田　雅彦　（とうだ　まさひこ）

諏訪酒造株式会社　代表取締役

諏訪泉　満天星　　諏訪泉　鵬

このところ、お酒とスイーツの相性研究にハマってます。

楽しくお酒をたしなむために少しの工夫で美味しいお酒。

地元鳥取市内の和菓子屋さんで見つけた「いちごミルク大福」で平成２２ＢＹの諏訪泉純米大吟醸鵬のお燗（４２℃くらい）をいただきました。
甘酸っぱいイチゴと練乳の味わい、
４年の熟成をした純米大吟醸酒のお燗ですばらしく美味しさが引き立ちます。

みなさんぜひ一度お試しください。

「酒は純米、燗ならなおよし」の言葉を残された上原浩先生が平成１８年（２００６年）にお亡くなりになられて、１０年目になります。

上原先生は亡くなる直前にいろんなことをおっしゃっておられました。

「日本には酒税法はあるが酒造法がない」

「酒は二種類になる。米だけで作る純米酒と磨いた吟醸酒」

「消費者は酒だけ飲むことを望んでいない。」

弊社は、上原先生が亡くなってから蔵で造る酒に醸造アルコールを添加することを廃止しました。適度に熟成した純米酒はお燗にしていろいろな食べ物に広く合わせることができます。

例えば、ケーキや大福などの甘いものにも純米酒のお燗はグッドです。

鳥取市内の「ケーキハウスののな」さんが、鵬のお酒と酒粕を使ってケーキを作ってくれました。マスカルポーネクリームがかかったムースのようなケーキです。粒あんも抹茶も加わって、お茶碗のようなカップに入ってます。

平成８年　諏訪酒造株式会社入社

平成１４年　代表取締役に就任

菌類採集、料理、魚釣り

何時も全量純米蔵を目指す会の連絡有難うございます。今酒造年度から会員全員が純米酒蔵になりましたね、高精白米酒の貯蔵には十分気をつけて旨い純米酒を提供してください。

冨部先生には、「全量純米蔵を目指す会」の純米燗酒イベント（札幌、東京、福岡）に御付き合いいただき大変ありがとうございます。

純米酒のお燗をすすめるためには、熟成に耐える、50℃のお燗でもへこたれないしっかりとした造りの純米酒を造ることが必須です。

先生には、最新の酒造りというよりも昔のしっかりした純米酒の造りを教え続けていっていただきたく思います。

「全量純米蔵を目指す会」では、現在日本全国の２１蔵の会員が、蔵の酒をすべて純米酒にすることによってこそ蔵は生き残れるとの思いで、純米酒の品質向上、純米酒の普及に向けて努力しております。

一緒に頑張ろうという蔵はご参加をお問合せ下さい。

（入会後５年での全量純米酒製造蔵への転換を目標としております。）

「酒は純米、燗ならなおよし」に加えて「練れた酒なら言うことなし」を実践して飲み手に理解していただきたい。

練れた酒とは、適度に熟成した酒のこと。適度に熟成した純米酒をお燗で飲むスタイルを世界に広めることを推進していきます。