ご氏名をお願いします
松瀬 忠幸(まつせ ただゆき)
現在のご所属などは?
松瀬酒造株式会社 代表取締役
代表銘柄
「松の司」
思い出の醸造物 or 好きな醸造物 or 最近はまっている醸造物などを一品教えてください
2007年IWCにおいて「2006松の司 純米吟醸竜王産山田錦」が純米吟醸・純米大吟醸の部で「Trophy」を受賞した事です。
銘柄の通り、地元竜王町で20年来契約栽培している山田錦で仕込んだ商品でこの賞を受賞できたことで、農家を始め地元の皆さんがたいそう歓んでくれました。原料米の力だけではありませんが、この土地の酒米で日本酒を造ることに感謝すると共に、その進んできた道に自信が持てました1本です。
ご略歴
1984年9月 醸造試験所卒
1984年10月 松瀬酒造株式会社入社
2005年11月 代表取締役就任
趣味
農道の散歩
ドライブで喫茶店めぐり
ご紹介者・浦里様からのメッセージ
飄々とした振る舞いからは想像できない程のバイタリティに感心しております。お互いにアラフィフ世代ですので、健康に気を付けて頑張りましょう!
これからもヨロシク!
浦里様へメッセージを!
この度は、ご紹介をありがとうございます。
醸造試験所以来27年のお付き合いになりますが、何時も考え方にブレが無くて、正々堂々とされている事に敬意を表しています。
今後もキレのいい浦ちゃん節を期待しています!
最後に今後の抱負や期待することを教えて下さい!
日本酒の原料米は刈取りから早い時期で使用し、量も精米機の張り込み量から考えると最低20俵と圃場では3反程度必要で、地元の圃場で原料米を栽培することが、どれほどその地域農業を活性化するか又は自然な事かという事を考えると、何よりも安全で運賃も低料金で済み、栽培者との意思疎通が出来て兼業農家にしてみれば量も多いので、メリットの方が多いのではないでしょうか。各地の酒蔵がそれぞれの地域で昔のように顔の見える形で原料米を栽培し、個性あふれる日本酒を造ることが、日本酒本来の面白さであり、地域農業の活性化に役立つと考えています。日本酒は農業であり一心同体なのです。そして、農業者を育て世界へ地酒の面白さを発信することもできるのです。その様な蔵元が増える事を期待しています。
蔵元では、原料米の契約栽培が100%となり、若手農業者も育ってきました。今後は、彼らと共に琵琶湖を取巻く自然環境を守り、次世代へ残す圃場の在り方を追求して行きたいと考えています。