新洋技研工業株式会社 成田 護

6月
18
2012

新洋技研工業株式会社成田 護

ご氏名をお願いします

成田 護(なりた まもる)

現在のご所属などは?

新洋技研工業株式会社 技術営業部

思い出の醸造物 or 好きな醸造物 or 最近はまっている醸造物などを一品教えてください

佐渡の「なめぜ」・古町糀製造所の「糀」等、思い出の品はいくつかありますが、一品と言われるならば、
〆張鶴 大吟醸 金ラベル(新潟県:宮尾酒造株式会社)

その理由やその醸造物にまつわるエピソードをぜひ!

私が酒屋に居た頃、曲がりなりにも「ライバル」と称していた会社に籍を置いていたので、相手様の最高峰を購入し飲んでみました(購入も困難を極める)。協会10号酵母によるものと思われるその銘酒は、酢酸イソアミルの香りが非常に上品で、正に「きれいな酒の極致」とも言うべき酒。震える想いをして味わったのを思い出します。

その頃の〆張鶴杜氏が藤井正継氏。関東信越国税局鑑評会主席第一位を二回連続受賞するなど、名杜氏中の名杜氏。その藤井杜氏とある勉強会でご一緒した後の懇親会でお話ししていた時のこと。居住まいを正してこちらをじっと見つめながら、「お前さんと一緒に、酒を造ってみたかったねぇ・・・」とおっしゃっていただきました。にこやかな表情の中に、少し憂いを浮かべながら。

普段あまりご自分の意見をハッキリおっしゃらない方とお聞きしていたので、決して叶うことは無い願望を私に投げ掛けられたその強い意志と、自分のことを外部の方がそこまで評価していただいていた嬉しさで、言葉に詰まったのを昨日のことのように思い出します。

今でも、思い出すと胸が熱くなります。

写真

 

今年四月、福島のお客様のところをお邪魔した帰りに、有名な「三春の滝桜」を訪ねました。

平日の、しかも夕方六時過ぎであったにも関わらず、現地周辺は観光客でごった返しており、「震災や原発の影響が薄らいだのかな」、と思って帰途に就いたところ、車で2,3分走ったところに、仮設住宅がびっしり建ち並んでいたのを見て、世の無常というものを感じました。

ご略歴

1971.4.7 青森県青森市出身

1996.3  新潟大学農学部卒業(その後一年研究生として大学に在籍)

1997.4  大洋酒造株式会社入社(製造部配属)

2008.4  大洋酒造株式会社退社

2008.12   新洋技研工業株式会社入社(技術営業部配属) 現在に至る

ご趣味

地域の小学生にミニバスケットボールを指導して居ます。小学生から学ぶことの実に多いこと。大人の組織にも適応できる法則をいくつも見出すことが出来ます。応用は出来ておりませんが・・・。

ご紹介者・坂井将之様からのメッセージ

新潟清酒研究会で知り合って以来、会社の枠を越えての情報交換や手合わせ実験、そして研究発表など、常に「手」引いて貰っていた気がします。

同業ではなくなりましたが、今後も「日本酒」が面白くなる様な事を一緒にやりたいので、呑みながら「ネタ」探ししましょうよ。

坂井将之様へメッセージを!

「青は藍より出でて、藍より青し」

上から目線で恐縮ですが、尻込みしていた研究発表に無理やり引きずり込んで以来、着実に実力を付けられて、今では新潟を代表する酒造技術者になってしまわれましたね。山形、福島、群馬など、隣県の勉強会からも引っ張りダコ。貴兄を「こっち側」に呼び寄せた自分の目に狂いは無かったこと、それを今さらながらに嬉しく思います。

業種を違えてしまいましたが、恐らく目指しているところは一緒のはず。
今後もよき友、よきライバルでいて下さいまし。

告知などがございましたらお願いします

新洋技研工業は「サーマルタンク」だけではありません。麹室、火入冷却、殺菌剤、長靴、手袋。最近は税務署対策?のご相談にも応じております。

とにかく困りごとがありましたら、一度弊社にご連絡下さい。

最後に今後の抱負や期待することを教えて下さい!

醸造物全般の、普及、啓蒙に尽力したいですし、醸造物メーカーの皆さんに、適切な情報・設備提案をしていきたいと思います。

リンク

弊社HPはこちら。
http://www.shinyo.co.jp/ 
拙い文章ですが、営業スタッフがブログなんぞもアップしてます。
http://shinyogiken.blog.so-net.ne.jp/

 

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