ご氏名をお願いします
山口 竜馬 (やまぐち りょうま)
現在のご所属などは?
若林酒造有限会社 杜氏
代表商品
開春(かいしゅん)生もと純米大吟醸
思い出の醸造物 or 好きな醸造物 or 最近はまっている醸造物などを一品教えてください
その理由やその醸造物にまつわるエピソードをぜひ!
平成15酒造年度に「木桶」を復活、精米歩合90%の山田錦を使い、
その際に「生もと造り」にチャレンジ、すべてが初めての試みでした。
特に生もとに関しては、前杜氏も経験したことがなく、周りには指導してくれる人がいなかったので、本などの読み独学で試行錯誤、新酒が出来た時には、ホッと安堵し、また何か新たなる何かを感じました。
その後も「イ宛」は試行錯誤の連続、今では酵母無添加、醪管理は酵母に任せ自然に発酵をさせています。
またこのチャレンジから、蔵の方針として生もとに力を入れるきっかけとなり、いろいろな銘柄が増え、生もと造りは現在の生産量の約3分の1を占めています。
思い出の写真
酒の仕込みに使う「木桶」です。毎年酒造期が終わると、防腐・撥水の為に「柿渋」を塗り重ね、外側には「ヒバ油」を塗ります。
木の肌触りがとても心地よい、大変愛着のある「木桶」です。
ご略歴
広島県福山市出身
鳥取大学・林政学専攻
大学時代に日本酒と出会い、酒造りに興味がわく。湖山池を眺めながら、友達と七輪でサンマを焼きながら語り合い日本酒を飲み、日本酒が造りたい!と決心した。
大学卒業後、神亀酒造㈱に入社、いきなり麹屋を任され四苦八苦。
5年間の蔵生活は大変だったが、辛く楽しかった経験は忘れられない。
平成11年に退社。
ほかの道も考えてが、やはり日本酒が造りたいと探す。東京の小売店で「開春流霞」に出会い、市場では香り高い純米酒が出始めた頃に、とっても滋味な味わいの印象を受け、入社を希望。偶然杜氏見習いを探していたので、平成11年に若林酒造に入社。平成17酒造年度より杜氏。
5人家族、息子(3歳)と2013年に双子の娘が誕生、育児と酒造りを両立するイクメン杜氏を目指し、日々奮闘しています。
趣味
道の駅とか、面白そうな店を散策すること。
ご紹介者・勝原様からのメッセージ
寒い日が続きますが身体に気をつけて頑張ってください。
昼食後のはみがきは大切ですよね。
勝原様へメッセージを!
ご紹介いただき、ありがとうございます!
昼食後のはみがきは、欠かしていません。
清酒製造技術中央研修のメンバーで一年に一度集まっています、またお誘いしますので、是非参加を検討してください。
蔵の方に伺いたいと思っています、酒をのみながら酒造りの話をしましょう!
告知などがございましたらお願いします
「石見銀山遺跡」のある島根県大田市温泉津町で「酒仙蔵人・五郎之会」という活動をしています。春には「亀の尾」を田植えし、秋には稲刈りとこの地区伝統の「はで干し」・国の重要無形文化財にも指定されている「ヨズクハデ」を組みます。その米で「亀五郎」というお酒を造り、会員限定で販売しています、会員募集中です。
最後に今後の抱負や期待することを教えて下さい!
これからも酒宴・食卓を賑やかす日本酒を醸していきます。
来春からは、新たに酒米を作って頂く契約農家さんの手伝いを始め、田んぼ・米から酒造りまで携わり、日本酒を見つめ直したいと思います。