ご氏名をお願いします
加藤 孝明(かとう たかあき)
ご所属
白扇酒造株式会社 代表取締役
代表商品
伝統製法熟成本みりん
黒松白扇
思い出の醸造物を教えてください
プラホップ
醸造物にまつわるエピソードなど
話は醸造からずれるかもしれませんが、醸造、醸酵のルーツは魚醤にあるのではと思い込みラオス、カンボジア、タイ、ミヤンマーの淡水湖をまわりました。淡水でもはるかに日本より魚の種類が多く驚きました。
特にラオスは山の中を車で走っていると突然日本の漁港近くの干魚等がブラブラ下げてあるような店が例をなして現れびっくりしました。その店の中で小魚を入れたバケツに塩を入れている場面でこれだと思いました。向こうは年間30℃前後なので放っておけばできてしまうのです。
この塩さえあれば・・・・というところができてしまうところが原点ポイ ですね。
これに蒸し米を入れると熟れ、大豆を入れると醤油、味噌といった感じでしょうか?ところでラオスは海がないけど、岩塩でもあるのかしらと聞いてみるとなんと塩の井戸があるという。町のすぐそばにあると言うので帰りに寄ってもらったら、すごい・・・塩田に井戸から水を汲み出して流しているこちらは大きな釜で煮ているといった具合で塩は安くていっぱいあるとのことでした。
またラオスはオールもち米でうるちがありません。
ミヤンマーでも今は行けませんが、納豆をつぶして丸くして乾かしせんべいにしたり豆腐も干しています。
本当かどうかわかりませんがルーツっぽい気がしています。長くなるのでここで終わります。
ご略歴
岐阜高校
学習院大学経済学部
静岡㈱平喜
白扇酒蔵
趣味
全国に神社は8万社ほどあるといわれていますがその中には儀式でお酒を奉納するだけでなくまさにお酒の神をまつる社も多くあります。
奈良の大神神社、京都の松尾大社等がお寺では正歴寺等技術的にも語られる場所があります。
地方にもたくさんあるはずで調査そして訪問したいと思っています。
その地方の歴史ともかかわり別の日本史を知る事ができます。
ご紹介者・西山様からのメッセージ
私の知る範囲では日本酒業界一の戦略家だと思います。20代の頃から大阪の酒ラベル会社の勉強会で知り合って、その後も長い付き合いです。イタリアやドイツへいろいろな瓶を探しに一緒に廻ったりもしました。又大変な読書家でもあり僕とは全く毛色の違った本を紹介してくれるのは有難いです。
西山様へメッセージを!
俳人や画家がまわりに多い文化人の一家ですがその流れも西山さんでとぎれました。
しかし、大吟醸、夏の生酒、ひやおろし等どこより先駆けて売り出しました。
今ではあたりまえの商品ですが、すごいと思っています。
中華料理が好きで詳しく、かなり偏っているところが、文化人の片鱗かも?・・・
告知(商品やイベントのPRなど)
本社の売り場を奥の蔵の中に新しく開設しました。
いつもしぼりたてを量り売りできるよう冷蔵タンクをしつらえました。
イベントができないので販売会を2週間区切でやっています。(SNSで告知)
今後の抱負や今後へ期待すること
今でもお酒は神がかっています。
科学技術の進歩というだけでなく各地方の風土や特徴を生かした酒づくりとともにその地方らしさを追い求めれば(今の技術では間違っていても)逆はあると思います。