ご氏名をお願いします
松崎 晴雄(まつざき はるお)
ご所属
日本酒を中心とした酒ジャーナリスト、コンサルタントです。2019年に「株式会社SAKEマーケティングハウス」を設立し、代表を務めています。
お取組みの紹介
弊社の活動の一端を紹介させていただきます。
2019年11月に東京と京都で、海外産清酒を11ヶ国20社より30種集めて「SAKEワールドカップ」というイベントを開催いたしました。
思い出の醸造物を教えてください
最初に興味を持った醸造物は、やはり日本酒です。子供の頃酒蓋集めが流行ったことがあって、大人になったらいろいろな酒を飲んでみたいと思いました。最初に飲んだ日本酒は「多満自慢」(東京・石川酒造)の普通酒で、大学生の時です。
その理由やその醸造物にまつわるエピソードなど
日本酒の美味しさと酔い心地の良さが好きになり、以後とにかくいろいろな酒(学生ですので、当時はスタンダードな2級酒ですが)を飲み、次第に同じ2級酒でも味の違いがあることを知り、益々興味を覚えるようになりました。サークルの合宿等で関東近郊の行楽地を訪ねるたびに、その土地の酒をいろいろと買い込んで、宿で仲間と一緒に酒宴をしたのがいい思い出です。
大学3年の時山梨のある酒蔵を訪ねた際、日本酒に興味があるならと誘われたのが、県の新酒鑑評会でした。一般公開のきき酒の後、杜氏さんたちとの懇親会にまで出させていただき、それが日本酒の仕事を志す大きなきっかけになりました。
思い出の写真
前述の一昨年実施した「SAKEワールドカップ」では、海外産SAKEのテイスティングのほか、日本国内の酒蔵で働く外国籍の方々にもお越しいただき、パネル・ディスカッションも行いました。日本酒への強い愛情を持つ彼らや、さまざまなハンディがある海外でSAKE造りを行う人たちの情熱に触れ、あらためて世界にも通じるこの仕事をしていることに幸せを感じています。
ご略歴
上智大学外国語学部卒業後、株式会社西武百貨店に入社。和洋酒売り場、バイヤーなどを経て1997年に独立。同年「日本酒輸出協会」を設立。会長を務め国内20社の日本酒メーカーと海外市場のマーケティング、プロモーション活動に従事。
趣味
酒のすべてが趣味になっているところがあり、酒関連のさまざまな書物を収集したり、全国各地の博物館等で酒に関する展示があると見に行きます。
ご紹介者・ジョン・ゴントナー様からのメッセージ
私の師匠、松崎晴雄先生をご紹介させて頂きます。松崎先生に、お酒のすべてを教えていただきました。先生の存在がなければ私もこの仕事していないと思います。最近は全然ご一緒できませんが、早くまた一緒に笑って(相撲を見ながら)お酒を飲みたいです。
ジョン・ゴントナー様へメッセージを!
ジョンさんがエンジニアの仕事に就き日本で働くようになってから、お付き合いはもう30年以上になりますでしょうか。先生、師匠と言われるには大変おこがましく、年齢も近いことから私にとっては良き親友であり、海外への日本酒普及を目指すかけがえのない“盟友”です。
英語でのニュースレター配信やサケ・プロフェッショナル・コースでの人材育成など、当時より積み上げてきましたジョンさんの営みがあったからこそ、海外諸国に日本酒が正しく、またタイムリーに情報発信していけるのだと思っております。日本酒の長い歴史の中でも、国際市場に日本酒を紹介した第一人者として、ジョン・ゴントナーさんの名は永遠の存在だと思っております。
告知したいこと(商品やイベントのPRなど)
「SAKEワールドカップ」をオンラインで開催中(4回にわたり、海外の酒蔵へのインタビュー、酒蔵見学を実施しています)
コロナ禍でも輸出が好調なアジア諸国で、「アジア・サケ・フェスティバル」というイベントを今年から開催する予定です。(第1回は本年10月シンガポールで開催予定)
リンク
SAKEマーケティングハウス http://sakemarketing.co.jp
SAKEワールドカップ・オンライン https://sakeworldcup.com/online-2021/
今後の抱負や今後へ期待すること
海外各地では毎年数ヶ所のクラフト・サケ・ブリュワリーが誕生し、SAKEのグローバル化が進んでいます。今後は日本から輸出される日本酒だけでなく、このような現地産のSAKEによって地元の人たちの認知が進み、市場が広がっていくことと確信しています。海外の生産者をはじめ、SAKEビジネスに携わるさまざまな人たちと協業しながら、日本酒や日本の醸造食品の素晴らしさを世界に広めていきたいと思っています。