株式会社林農園 林 幹雄

5月
28
2012

株式会社林農園林 幹雄

ご氏名をお願いします

林 幹雄 (はやし みきお)

現在のご所属などは?

株式会社林農園 代表取締役

代表銘柄

五一わいん(桔梗原メルロ)

思い出の醸造物 or 好きな醸造物 or 最近はまっている醸造物などを一品教えてください

樹齢56年県下最古のメルロの古木(現存(写真)の木はメルロ導入から4年後昭和31年定植のものです。)

その理由やその醸造物にまつわるエピソードをぜひ!

昭和27年父親と二人で、山形県のワイナリーを訪問した折、葡萄園の一角にメルロの木が植えられていた。父親は、此の品種が世界的に有名な赤ワイン用品種である事は承知していたが、塩尻では、ワイン用葡萄(ヴィニフエラ種)の栽培は不適と云われ、育てる人はいなかった。山形で栽培が可能ならば、塩尻でも育つかも知れないと、穂木を頂いて帰り、接木し普及したのが長野県内メルロ栽培の始まりで、現在は塩尻市が産地となっている。

写真

長野県で最初に栽培されたメルロの古木で、現在当社農場の一角に一本だけ残っています。塩尻市は標高700m の高冷地で、冬期間の気温が低く、特にワイン用品種(ヴィニフエラ系)は凍害が続出した。此の写真も凍害の為組織が死滅し、太い幹に穴があいた痕跡が部分的に残っている。

ご略歴

昭和4年6月24日生まれ

昭和26年4月 日本大学農学部卒(遺伝育種学専攻)

同年4月 林農園に就職、ワイン部門担当

昭和59年 中信葡萄加工事業協同組合組合長に就任(8ヶ年間)

昭和62年 株式会社林農園設立、代表取締役に就任、現在に至る

ご趣味

ガーデニング

ご紹介者・平山繁之様からのメッセージ

3月にお伺いしてお聞かせいただいた、「長野のワイン史」とも言える林さんのワイン造りの歴史に感動いたしました。そして、忙しくて1から10まで全てをご自身でできない葡萄作りにご不満のようで「今年こそは全部自分が手を出すぞ」と目を輝かせる姿に再び感動です。

いつまでもお元気で、我われ若輩醸造家のご指導を今後とも宜しくお願いいたします。

また話を伺いにすぐに行くと思いますが。。。。。

平山繁之様へメッセージを!

此の度は私の如き凡人の紹介に続き、お褒め迄頂き恐縮しております。

私は昭和26年家業に従事後、一種類でも良いから世界に通用するワインを造りたいとの思いから、只管基礎となる葡萄栽培を続ける中に半世紀が過ぎましたが、未だ未熟な産地です。

今後共、先進地山梨の皆様のご指導をよろしくお願い申し上げます。

告知などがございましたらお願いします

平成24年10月26日(土)・27日(日)の2日間、塩尻市観光協会主催の塩尻ワイナリーフェスタが開催され、市内のワイナリー巡りが行われます。

最後に今後の抱負や期待することを教えて下さい!

1. 高齢の為多くを望まないが、未だ達成出来ないでいる、自分で納得出来る葡萄(主にメルロ種)を作りたい。

2. 塩尻市がメルロの銘醸地になる事を期待します。

 

タイトルとURLをコピーしました