ご氏名をお願いします
宮城 恵美子(みやぎ えみこ)
現在のご所属などは?
有限会社宮城商店(木の花屋) 専務取締役
御社代表商品
冬季漬物佃煮詰め合わせ(霜にあたった野沢菜漬・赤ワインらっきょう・
白うり粕漬・山ごぼう味噌漬・丸なす味噌漬)
1~2か月経って乳酸発酵し始めた本漬は最高です。
長野県東筑摩郡麻績村の自社の野沢菜畑です。遠くに見えるのは北アルプスです。
思い出の醸造物 or 好きな醸造物 or 最近はまっている醸造物などを一品教えてください
①思い出は・・・「善光寺ぶどうのワイン」
②はまっているものは・・・手前味噌ながら「霜にあたった野沢菜漬」
その理由やその醸造物にまつわるエピソードをぜひ!
①信州を愛する私の、白ワインでは一番のお気に入りのです。そのために、マニアックなブラインドテストで偶然私だけが正解したことがあり、ちょっと自慢です。
②16年前から地元聖高原で野沢菜を自分達で作りはじめました。その村のかつての名は「日向(ひなた)村」、無農薬無化学肥料で作っています。ワインでいえば、「グラン・クリュ」、「日時計の丘」の「単一畑」の「オーガニックな」「シュペートレーゼ」という感じです。
思い出のお写真
「農と食の邂逅」自然に逆らわず、伝統種も、食べる知恵も受け継いでいく。本来の姿を守ることが、あるべき「食」と思う。
というテーマで日本政策金融公庫農林水産事業部の月刊誌(2013年1月号)に掲載していただいた時の写真です。昨年の晩秋の取材、戸隠連峰は午前中が綺麗と思いつつも時間調整できずに戸隠大根の生産者さんの畑に行った時は、もう夕暮れ。しかし、優しい夕陽があたり、そして戸隠連峰も見えて奇跡的な一瞬をとらえることができました。この後まもなく陽が落ち、山々は雲に隠れて見えなくなりました。
ご略歴
1960年 長野県千曲市(旧更埴市)に生まれる
1979年 長野県屋代高等学校を卒業
1983年 東京理科大学応用生物科学科を卒業
1983-1988年 キッコーマン株式会社開発部勤務
・入社と同時に社内のワイン倶楽部の事務局に
・アカデミー・デュ・ヴァンに3か月学ぶも
あえなく(?)帰郷
1988年- 地元千曲市に戻り、有限会社宮城商店(木の花屋)勤務
2007年 「うまみたっぷり!簡単!漬け物おかず」(家の光協会)出版
2008年 地元テレビ信州で料理コーナーに時折出演
「宮城恵美子の漬物七変化」
2011年- 地元SBCラジオで「漬物の新しい風」コーナーを企画提案、毎月出演
30年ほど前に「中央公論」フロント・レディーというコーナーで掲載された写真
趣味
①音楽イベントの企画
工場横の本店には100年前のグランドピアノがあります。漬物料理付のクラッシックコンサートやジャズライブなどを実施しています。千曲市をもじった「1000曲の森」なる4女傑?によるボランティアグループにも所属し、地元のホールを満席にするイベントを毎年企画しています。
②月を愛で、旧暦を楽しむこと
月の名所の姨捨山長楽寺さん(木の花屋の名前は、この姨捨山縁起に基づいた木花佐久耶姫の民話から頂戴しました)で、「満月」ライブや「新月」茶会など企画しています。
ご紹介者・戸川様からのメッセージ
日本の伝統的な漬物に見事ワインをマリア―ジュさせた凄腕の料理人の貴女! 調味料としてのワインの実力も立証して頂いてあの時は感謝、感激しました。もう20年も前の事です。いつ何時でも貴女の造った製品を頂くと口の中一杯に“漬物の新しい風”がふきます。
戸川様へメッセージを!
こちらこそ、です。本当は戸川様の下で働き、ワイン屋になりたかった私でしたが、めぐりめぐって漬物屋になってしまいました。人生の決定に一抹の不安を感じた時に、戸川様の「ワインを漬物の隠し味に使ったら?」の一言で人生が再び開花いたしました。こころより感謝でございます。
最後に今後の抱負や期待することを教えて下さい!
農村の魅力や自然豊かな風土の魅力を発信して信州の伝統と文化を守り、
次世代に伝えていくお手伝いをしたいと思います。
告知などがございましたらお願いします
毎月満月の夜には姨捨山長楽寺さんでライブを企画しています。スイッチバックで有名な(?)姨捨駅から歩くことができます。お出掛けください。お問い合わせは木の花屋本店 026-274-3001まで。