月桂冠株式会社 相川元庸

10月
29
2018

月桂冠株式会社相川元庸

ご氏名をお願いします

相川 元庸 (あいかわ もとつね)

ご所属

月桂冠株式会社 醸造部 内蔵担当 但馬杜氏

代表商品

 月桂冠 鳳麟純米大吟醸酒720ml壜詰

 

月桂冠 酒香房大吟醸酒
しぼりたて生原酒300ml壜詰(月桂冠大倉記念館 限定醸造)

思い出の醸造物 or 好きな醸造物 or 最近はまっている醸造物を一品教えてください

山口県のお味噌(どなたかの自家製かもしれません)

その理由は

今から24~25年前、京都で暮らしはじめて5~6年くらいの頃でしょうか。

夕餉の味噌汁を食したときに「これ!旨いなぁ」と、いつもと違ったその味の旨さに驚いたことがあり、すぐに妻に聞いたところ、「それ、田舎のおかあさんから送られてきた味噌、山口の味噌 」と返ってきたのです。

「味噌はソウルフード」とよく耳にします。妻は料理が得意な方でお味噌汁もおいしいのですが、私自身に田舎の味噌の味が染みついていたのでしょう。京都と山口は遠い距離ではないのですがお味噌のタイプが異なっていますから。

京都の料理はとてもおいしく大好きなのですが、お味噌汁に関しては今でも山口県のお味噌汁がいちばん馴染んでいるようです。

思い出の写真

平成26酒造年度全国新酒鑑評会 製造技術研究会の前日にJR西条駅前のコンビニで、自社製品を購入して撮った記念写真になります。2015年5月24日のことです。

私が内蔵の杜氏になって初めて全国新酒鑑評会で月桂冠から出品した4蔵、全蔵がそろって金賞受賞し、皆が喜びを爆発させているところです。私自身も秋から春先の出品まで相当のプレッシャーを抱えてきた中での受賞でしたので本当に嬉しかったことを覚えています。

この写真を見て当時の気持ちを忘れずに過ごせた、そのこともあって私が担当する内蔵酒造場の金賞受賞が叶い、昨年、今年と2年連続で月桂冠全蔵の金賞受賞に貢献できたと思っています。

ご略歴

1986年3月 山口大学農学部卒業

1988年3月 高知大学大学院農学研究科修了

1988年4月 月桂冠株式会社 入社

                              総合研究所、技術部、醸造部

                   ・酸生成能の異なる清酒酵母の育種

                   ・測定診断用酵素の開発(新規酵素の検索、分離、構造解析)

                   ・ISO9001,14001事務局 (立上げ、運営管理)

                   ・全季節蔵(3蔵)の製造管理

                   ・内蔵 醸造責任者 但馬杜氏

2013年10月  但馬杜氏 資格取得 (主催:但馬杜氏組合)

2014年 3月 1級酒造技能士 合格(主催:厚生労働省)

2018年 7月  日本酒造杜氏 認定 (主催:日本酒造杜氏組合連合会)

趣味

・地元伏見界隈の夜の居酒屋めぐり

・泊り込んでの蔵仕事があるときに行う鍋作り( 自称鍋奉行杜氏 )

ご紹介者・池田様からのメッセージ

突然のご紹介を快く了承して頂きありがとうございました。

相川杜氏は、常に周囲に目を配り、一人一人に声を掛け、気遣って下さる思いやりのある、但馬杜氏組合の中心的存在の先輩です。遠い存在ですが身近に感じる人間性も素晴らしいです。杜氏組合では自主的に講習会、研究会を行うなど、精力的に活動され、「但馬杜氏」及び「酒造り」に対する熱い想いが感じられます。これからもますますのご活躍をお祈り申し上げ、自分も一組合員として頑張りますので今後も是非よろしくお願い致します。

池田様へメッセージを!

池田杜氏、まだ但馬杜氏組合経験の浅い私を紹介くださりありがとうございます。池田杜氏とは但馬杜氏組合に加入される前から親交を持っていただいており、池田杜氏のお人柄や酒造に対する熱意を都度拝見しておりました。 ぜひとも但馬杜氏組合に加入していただき一緒に活動したいと切望しておりましたので、但馬杜氏になられたときは本当に嬉しく思いました。

杜氏組合も時代の流れとともにその形態も変化しつつあると思います。いずれにしても未来に向けて良い進化ができるよう、ともに取り組んでいただければ幸いです。

酒造りで「和醸良酒」ということばがあり、私は好んで使っています。我々にとって酒造りは当然良いものをしっかりと造り納めることが肝要ですが、同時に家族や地域のことも大切です。そう言ったことを意識しつつ、今後も変わらぬご交誼を賜りますようよろしくお願いいたします。

告知など

月桂冠「ブランドCM」

 最後に蔵の映像が出てきます。

今後の抱負や今後へ期待すること

・観光施設に併設された酒蔵で酒造りしていく意義、価値をさらに探求していきたい。

・酒造りに関する知識技能をさらに重ねていき、自身の人間性とともに涵養していきたいと思っています。

リンク

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